2026/10/04
薬師如来(やくしにょらい)は、東方の浄瑠璃世界の教主とされる仏で、サンスクリット語のバイシャジャ・グル(薬師)に由来します。正式には薬師瑠璃光如来といいます。左手に薬壺を載せた鉢を持ち、右手は施願印を結ぶ姿が一般的です。十二の大願を発し、衆生の病苦を除き、身心の安楽と寿命を延ばすとされ、「医王」「大医王」とも称されます。そのため病気平癒や健康祈願の本尊として広く信仰され、脇侍に日光菩薩と月光菩薩、眷属に十二神将を従えます。奈良の薬師寺や新薬師寺など、日本各地に多くの薬師如来像が残っています。