2026/10/22
養生は打設直後から始め、少なくとも初期7日間(寒中・重要な構造体は14日以上)は湿潤状態を保つのが原則です。
1. 初期の乾燥防止:打設後は直ちにシートや養生マットで覆い、水分の急激な蒸発を防ぎます。表面が乾いて白くなったら散水しますが、硬化前に水を流すと表面が洗われセメント分が流出するため、ホースで直接勢いよくかけないこと。
2. 温度管理:日平均気温5℃以下は寒中コンクリートとして扱い、凍結させないよう保温します。逆に夏場は水和熱と日射で表面が高温になり、内部との温度差でひび割れが生じやすいため、打設を涼しい時間帯に行い、シートで遮熱・散水します。急な冷却(冷水の大量散布)も温度差ひび割れの原因になります。
3. 荷重・振動の制限:圧縮強度が発現するまで、型枠の支保工の取り外しや重機の走行、人の立入りを避けます。歩行は概ね強度発現確認後とし、勝手に型枠を外さないこと。
4. 記録と確認:気温・散水状況・強度試験の結果を記録し、型枠存置期間の判断根拠とします。
5. 仕上げ面の保護:降雨・霜・埃から保護し、塩ビシートは表面に密着させず、むしろ乾燥させない範囲で通気に配慮します。
以上、湿潤・温度・保護・記録の4点を徹底することが要点です。