2026/10/04
歓喜天(かんぎてん)は、仏教の天部の一つで、サンスクリット語のガネーシャに由来します。象頭人身の姿をとり、聖天(しょうてん)とも呼ばれます。もともとはインドのシヴァ神の子で、障害を除き福徳を授ける神とされました。日本には密教とともに伝わり、財宝や商売繁盛、良縁、子宝の功徳があると信仰されます。その供養は秘儀とされ、像を一般に公開せず、浴室で香油を注ぐ「浴油供」という独特の儀礼で知られます。夫婦和合や現世利益を願う信仰は、江戸時代に町人層へ広く浸透しました。