2026/10/06
回転貫入杭は、鋼管杭の先端に羽根(スクリュー)や翼を溶接し、杭を回転させながら地盤へ貫入させる工法です。
最大の特徴は低騒音・低振動で、打撃を用いないため市街地や近隣構造物の近くでも施工できます。残土がほとんど出ず、掘削土の処理・処分が不要な点も環境負荷が小さく有利です。また先端羽根が地盤を攪拌・締固めながら貫入するため、先端支持力と周面・引抜き抵抗を同時に確保でき、引抜きや水平力に強い基礎となります。
施工はクレーンで杭を建込み、回転圧入装置により所定の深度・トルク・電流値まで貫入させて管理します。硬質地盤や玉石層では貫入が困難な場合があり、事前の地盤調査と機種選定が重要です。鋼材の腐食対策(腐食代・防食被覆)も必要です。
なお、鋼管自体を回転圧入する工法のほか、先端に掘削ヘッドを付けて中掘りしながら回転貫入する工法もあり、支持層の深い場合や長尺杭に適します。